- オリジナル振付フィリッポ・タリオーニ
- 楽譜オリジナル:ジャン=マドレーヌ・シュナイッツヘッファー、オーガスト・ブルノンヴィル解釈:ヘルマン・セヴェリン・ローヴェンスキオルド
- 原作はシャルル・ノディエの "Trilby, ou Le lutin d'Argail"
ラ・シルフィード』プロット 役割
*クラシック・バレエは時代とともに進化し、振付家や演出家がそれぞれのストーリーを反映させた作品を創作することで、さまざまな解釈が生み出されてきた。以下は一般的な情報を提供するためのもので、各バージョンの詳細については、それぞれをクリックしてください。 ラ・シルフィード公演 の下にある。
- ラ・シルフィード』の主な登場人物(アルファベット順)
エフィー ジェームズの婚約者
ガーン: ジェームズの友人、エフィと恋仲
ジェームス 若きスコットランド人
オールド・マッジ 魔女
シルフ 森の精霊
- ラ・シルフィード あらすじ
⊙ 第1幕 スコットランドの荘園
スコットランド人の青年ジェームズは、結婚式の朝、暖炉のそばで眠っていた。ジェームズはガーンに、自分もシルフを見たのかと尋ねるが、ガーンは目撃したことを否定する。
婚約者のエフィーやその家族、友人たちがやって来ても、ジェームズは以前自分を訪ねてきた美しいシルフのことを思い、幻影を見る。彼は囲炉裏のそばに人影を見つけ、それがシルフだと思ったが、近づいてみると、代わりにオールド・マッジがいてがっかりする。彼は魔女に立ち去るよう頼むが、招待客たちは皆、自分たちの運勢を占ってもらおうと魔女を招待する。がっかりしたエフィは、実はジェームズと結婚するのではなく、ガーンと結婚するのだと知らされる。
エフィーと友人たちは、マッジ老人の予報にもかかわらず、結婚式の準備のために2階に引き上げる。一方、シルフはジェームズを訪ね、彼への愛を告白する。ジェームズは懸命に抵抗するが、彼女への想いも否定できない。ガーンはこのやりとりを目撃し、自分が見たことを話すために他の人々に呼びかける。聴衆は彼を笑い飛ばし、結婚式の祝宴が始まる。
シルフが再び現れ、ジェームズの気を引いて自分の森の家に連れてこようと必死になる。ジェームスがエフィの指にはめようとしている指輪をいたずらっぽくつかみ、自分の指にはめることに成功する。彼女はジェームズに追いかけられて飛び去る。婚約者がいなくなったことを知ったエフィは取り乱す。一方、ガーンは喜び、パーティーの男たちを率いて友人の捜索に向かう。
⊙ 第2幕 森の木陰
オールド・マッジとその仲間たちは大釜で魔法の調合をしており、彼女はやがて大釜の中で煮詰まっていたスカーフを取り出す。
森の中の日当たりの良い場所で、シルフとその仲間たちはジェームズのために踊り、美しい家を見せ、そこで育つ甘い果実を浴びせ、流れる水でリフレッシュさせる。ジェームズはシルフたちに加わるが、やがてシルフたちは森の別の場所に逃げ去ってしまう。ジェームズは愛する者を捕らえようと努力するが、シルフはいつもつかまえどころがなく、またもや逃げられてしまう。
一方、ガーンと結婚式の招待客たちは友人探しを続ける。彼はジェームズの衣服の一部を見つけるが、老マッジの勧めもあり、エフィーには何も言わず、プロポーズをする。彼女はそれを受け入れ、かつての婚約者は永遠に失われたものと考え、捜索隊は森を後にする。
ジェームズが再び中に入ると、そこには老マッジがいた。彼女は魔法のスカーフをプレゼントし、それをシルフの腕と肩に巻けば、永遠に自分のそばに置いておけると約束する。シルフが再び現れると、彼女はジェームズにスカーフを巻くことを許す。不運なことに、そのスカーフに抱かれたシルフの翼が落ちてしまい、彼女は死んでしまう。シルフの姉妹の助けを借りて彼女が立ち上がったとき、エフィーとガーンの結婚式の行列が通り過ぎ、ジェームズは倒れてしまう。
老マッジはひとり、勝利を楽しんでいる。
ロマンティック・バレエの典型である「ラ・シルフィード」は、現存する最古のバレエのひとつでもある。1836年にオーギュスト・ブルノンヴィルが振付したバージョンは、彼が振付を担当したRoyal Danish Balletバレエ団を中心に、現在も上演されている。